ジーンズの裾がねじれる理由
ジーンズの中で特に古いものはヴィンテージと呼ばれ、1900年台前半に作られたようなものの事を言います。
こういった古い製品が特に分かりやすいのですが、使い続けていると裾の部分がどんどんねじれてくるという現象が起きます。
なぜ、このような現象が起きるのでしょうか?
ジーンズは、デニム生地が織られて作られている織物です。
生地の表面部分をよく見てみてください、糸が斜めになって見える模様があると思います。
これを生地の”綾”といいます。
織物は、なんでも使い続けるとだんだんこの綾にそって歪んでくるのです。
それによって、使い続けると特に端の部分などに歪みが目立つようになってきます。
これを防ぐ方法には、ねじれ防止加工を施すなどがあります。
特に最近の製品には、防止加工が施されているものも多いです。
他にも、あらかじめ歪むことを想定して生地を作るという手もあります。
ですが、ジーニストの目から見ると、生地が歪んでいるということはヴィンテージの証であり、それ自体がファッションの表現の1つとみなされます。
歪んでいる方がかっこいいという価値観になりますので、歪みを楽しむくらいの気持ちでいたほうがクールではないでしょうか?
ジーンズ・裾その他
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